全国に残る、近代の土木・建築を中心にWatchingしているブログです。
旅に出たら「Architec旅日記」と、見てきた建物や風景を紹介する記事を、
家に居れば、日々の日記「想鄙居だより」や、料理などを記事にしています。

※特集記事は拡大写真も含まれていますので、クリックしてみてください。

2010年02月

My Collection 工芸編 9 砥部(とべ)焼(愛媛県)



イメージ 1

「砥部焼」と出会ったのは、アルバイトしていた職場で開かれた忘年会でした。
ボウリング大会の景品で、この一輪挿しをもらって、その名を知りました。
ぽってりとした厚みのある手応え、白磁の地肌に施された単純な色彩と絵付けに魅了されました。

砥部焼は磁器創業以来220余年の歴史を持つ、優れた伝統工芸品で、その歴史と伝統は今も生かされ守り続けられている。
江戸時代の陶工により、この地に産する砥石くずを原料に器を作り、登窯で豊富な松の木を燃料に焼かれていた。
やや厚手の白磁に、呉須と呼ばれる薄い藍色の手書きの図案が特徴。
砥部焼の多くは手作り成形のため、全国的に見ても決して大産地や有名産地ではないが、独特の風合いが愛好家に評価されている。
なお、近年ブームの讃岐うどんの器としても砥部焼はよく用いられる。

もう、大部前になってしまいましたが・・・
愛媛に行こうと思ったときに、まず砥部焼は買いたかった。

「道後温泉」の商店街に並んだ焼き物の店を廻って、一番気に入ったものにしました。
伝統的な模様ですが、作者によって微妙に違いがあります。

ちょっと大人買いしてしまいました~(^^)

イメージ 2 

小皿 

イメージ 3


「くらわんか茶碗」
 昔、大阪の淀川水系で「餅くらわんか、酒くらわんか・・・」などと乱暴な口調で酒や食べ物を売り つける「くらわんか舟」が名物となった。
 くらわんか舟では「くらわんか茶碗」と呼ばれる器が用いられた。

  高台がとても高い。船の中で食事をするときに、波で船が揺れても倒れないようにだとか・・・


イメージ 4

八寸皿


イメージ 5
イメージ 6

鉢 シンプルな絵付けです。


イメージ 7

これは、静岡市の民芸店で買ったデカンタです。
こういう、現代的な作品も作っているんですね~
飾りとして使ってますが、滑らかな曲線が好きです。


食器は日常よく使いますが、厚くて重みもあるので、洗い籠に出し入れするときは、
隣り合っている薄手の物を壊さないかと、気を使います。


砥部焼(とべやき)は、愛媛県砥部町を中心に作られる陶磁器である。
一般には、食器、花器等が多い。愛媛県指定無形文化財。別名喧嘩器とも呼ばれる。
奈良・平安時代から、砥部・外山の砥石山から切り出される砥石は、「伊予砥」と呼ばれ、中央にもその名は知られていた。

江戸時代、砥部は大洲藩に属しており、伊予砥の生産も盛んに行われていました。
大洲藩・九代藩主、加藤泰候(かとう やすとき)の時代に、藩の財政を立て直すため、砥石くずを使った磁器づくりを命じたことに起源を発するといわれている。
命じられた杉野丈助(すぎの じょうすけ)が砥部の五本松という所に登り窯を据え、苦労の末に1777年(安政6年)にようやく白地に藍色の焼き物作りに成功したといわれる。
焼き物に必要な薪も近くの山々で豊富に採れたうえ、傾斜地に流れる渓流や小川は水車を据えるのに適しており、原料の砥石を砕き陶土にするのに盛んに用いられた。

「20世紀の名住宅物語」を観て



たまった写真データの保存も終わったので、
今度は、たまった録画番組のダビングをしています。

その中で、去年放送されたNHKの「20世紀の名住宅物語」がありました。

イメージ 1  イメージ 2


もう、20世紀を語るようになったんですね。
大体は第二次大戦後の80年から40年前の建築でした。
知らない建築家の名前も出てきて、私にはとっても興味深かったです!

それぞれの住宅について、キーワードがいくつか出てきていました。
いわく・・・

  『つくりつけ家具』 『機能』 『色彩』 『生活の流れ』  『直線』

       『人間の生理作用』 『住むという楽しさ』 『太陽光』  『自然の一部』


イメージ 3  イメージ 4


        いかに、それまでは違っていたのか!と思えましたし、
        今なら、家を建てたいと思ったら、普通に考えて戴けてる設計要件が、
        この時代に見直されたことだったのか~とハッキリ分かりました。

        現代の住宅に求めていることは、たかだか100年の歴史しかないんですね~
        これからは、どこへ向かっていくんでしょうか??


イメージ 5

イメージ 6


イメージ 7

BSは、局を問わず、時々よい建築番組があるので、楽しいです。

「おやおや~!テレビでも建築観てるの?」と聞かれたら、
「そーなんです」と答えるしかないわ~(^^)

My Collection 工芸編 8 イタヤ細工の籠(角館)



秋田・角館で作られている「イタヤ細工」は、イタヤカエデの若木の幹を帯状に裂いて、編んで作られています。
イタヤカエデは、メープルシロップのとれるカエデと同じ種類だそうです。

イメージ 1


1790年頃、雪が降る冬、農閑期となる農家の副業が発展したものといわれています。
若木の幹を取り、帯状に裂き、編み上げるという、材料から一貫した手作業でつくられています。

白い木肌のもつ素朴さは、そばに置いてあるだけで、心和みます。
使い込むほどに風合いを増し、飴色になってくる一生ものなのだそうです。楽しみです。

白い花篭と、ちょっと色味の濃い籠を買いました。
この色の違いは、表皮に近いかどうかということで、染色はしていないそうです。

普通は白木なのですが「皮付」と言われる、木の一番樹肌に近い部位を使って作られたかごがあります。
この「皮付」は、一本の木で8枚しか取れないため(縦割りに八等分して使う)とても貴重なものとなります。


イメージ 2



イメージ 3

それほど貴重とは考えていなかったんですが、この色はとても気に入っています。
冬が長い東北地方は手仕事の豊富な地です。しかも、どれもが美しい!!
工芸ファンには楽しい所です。

☆材料の準備

まっすぐなアカイタヤを探します。作品によって幅や厚みが違います。
幹の下の部分150Cmぐらいを切り出しします。ねじれていたり、ふしのあるものは使えません。		
1.原木をナタで8等分に大きく割る「みかん割り」。まっすぐ割るためにクサビを入れて叩きます。
2.1本の端に切れ混みを入れて、足で押えて手で半分に裂きます。 
3.樹皮と芯をとり幅を決めて余った分を削り取ります。(小割りと云う) 
4.口と足を使って年輪に沿ってはがします。 
5.カッチャ小刀という道具で表面を薄く削り、角を面取りします。
  やっと、つるつるで滑らかな材料ができあがります。

伊勢の立体絵はがき

2月21日(日)

2月も、あと一週間ですね。もう温かくなってくるでしょう・・・
私も、そろそろ冬眠はお終いにして、穴倉から出たいですけどね~


伊勢で買った絵はがき。

切れ込みや折り目にそって組み立てると、立体的になるようになっています。
庇や入口部分ですが、分かりますか~~??

イメージ 1


おはらい町にあるお店のミニチュアが出来上がり~~。

イメージ 2



裏面は、ハガキとして投函できるようになっていますが、相手につく頃には立体になってそう・・・(^^)

もうちょっと厚手か固い紙のほうが良かったのでは?と思いましたが、アイディアは面白い!

謎の「オシャモッツァン」



焼津市の「花沢」集落の入口で、こんなものを見かけました。


イメージ 1

                                      (2010/01/14)

落語の『八つぁんくまさん』と同じで、「~さん」という事だろうけど、いったい何?

竹垣の奥にある岩を指していて、歯痛や子どもの病気に御利益があると書かれています。

「おしゃもっつぁん」というのは、ところによって様々な御利益があるようです。
岡部町の佐護神社(さごじんじゃ)では、 「おしゃもっつぁん」は農耕の神、丈量(測量)の神、または安産の神であったり・・・
浜松市都田町 の社宮神社では、「おしゃもっつぁま」の愛称で、道祖神として知られる岐神(ふなとのかみ)を祀っており、
杓子で願いをすくい上げるという由縁にちなんで、杓子を献供し、子宝をすくい上げるという転意で、子授けや、安産を願う人たちが多く訪れるようになったそうです。
子授け子宝、安産の御利益ありと、おしゃぐつ様の木札「おしゃもっ様」を授与しているとか。

また、「おしゃもっつぁん」は平塚市にもあるようです。

地域の住人に親しまれていて、庶民的な神さまであることは間違いなさそうです。

坂道にあるので、看板がひし形になってますね~、細かい!
読者登録
LINE読者登録QRコード
メッセージ

名前
メール
本文
最新コメント
ギャラリー
  • 蟹味噌の軍艦巻き
  • 蒸し豚(boild pork)
  • 蒸し豚(boild pork)
  • 蒸し豚(boild pork)
  • 蒸し豚(boild pork)
  • 鮭の野菜あんかけ
  • 豚肉と筍の混ぜご飯
  • 鯵の丼 2種
  • 鯵の丼 2種
記事検索
アーカイブ
  • ライブドアブログ