5月18日(水)晴れ 気温26℃
きょうもいいお天気。こちらに来たら見たいと思っていた所へ行きます。
まだ散策してない米子市内も捨てがたいが、こちらも先送りしたくない・・・
まずは山陰本線でGo!
「大山口(だいせんぐち)駅」
駅から徒歩10分。ガソリンスタンドで道順を確認しながら歩きます。
最初の目的地に到着。
◎大山町所子伝統的建造物群保存地区
「所子(ところご)集落」は、重伝建の区分では「農村」になっていますが、
鎌倉時代の下鴨社領の荘園が発祥だとか。
大山信仰に関係するとか、山伏や御師などが住んでいたのでは?なんて思っていましたが、直接関係ないようです。
集落の入口に「砲身塔」
巡洋艦「春日」に搭載されていた本物らしいです。
こういう慰霊碑、昔は多くあったんでしょうかね?
大きな屋敷が眼に入ってきた。
「大庄屋」を務めた「門脇家住宅(国重要文化財)」だ
「本門脇家」の周囲には、分家の「東門脇家(国登録有形文化財)」や「南門脇家(鳥取県指定文化財)」の邸宅がある。
まるで横溝正史の金田一探偵の世界みたい。ミステリーは起きないでしょうが
「延命地蔵堂」
きょうは雲ひとつなく、大山の眺めが最高
遠く日本海を望むこともできる。
「美甘(みかも)家住宅(国登録有形文化財)」
江戸時代末期の建築だそうだ
庭園は富士山の溶岩で造られていると、17代当主のお爺ちゃんが説明してくれた。
やはり、江戸時代に船で運んできたという。
富士川から信濃川を経由して日本海の新潟か、それとも富山辺りから廻船に乗せたのかな〜などと、ルートが気になる私でした・・・
富士山の麓から来たというと「確かにこれは富士山の溶岩で間違いないですか?」と逆質問されたが、「岩肌や気泡の様子から見て火山岩に間違いないですよ」と太鼓判
それからあれやこれや富士山のことをお話した。
富士山の蘊蓄はいくらでも語れるけど、時間に限りがあるので、お別れした。
昔だから出来た話だろうな〜、
今の富士山は国立公園だから、総てのモノの持ち出しは禁止されているからね。
「賀茂神社」
神社から北への直線は、この集落では「神さんの通り道」とされている。
やはり、下鴨社領だった頃からの信仰があるように感じた。
ちなみに、所子の観光度はゼロですので、訪問する時はご注意下さい。
住宅内部の一般公開はしていませんし、集落には食事処もありません。
トイレは建築現場にあるような簡易トイレが2コ。
あまり事細かく書くと、ガイドブックみたいと言われちゃうから、これくらいで
詳しくはまた特集記事に書かせていただきます。φ(.. )
そうそう、ブログタイトルから時々間違えている方がみえるので、
今さらですが、私は雑誌「じゃらん」とは関係ございませんよ〜
パクリでもなく「ジャランジャラン」とは、インドネシア語でブラブラ歩くという
意味でございます。
さて、米子に戻って、今度は反対方向の「安来」に向かいます。
安来駅
足立美術館行きの無料シャトルバスが出ている。
そーなんです。外国の庭園雑誌の日本庭園部門で一位をとり続けているという、
あの美術館に行くのです。
安来からは島根県になりますね。
安来は、次回の旅で来ることになるのですが、美術館に行っているヒマは無いだろうと、先に行って見ることにしました。
内陸部へ走ること20分。
「足立庭園美術館」
平日だというのに、大型バスなどで駐車場はいっぱい。
さすがに外国人旅行客も多く、熱心に写真を撮っている。
この方が美術館の創設者・足立全康さんのようです。
クラーク博士の銅像と同じポーズと思うのは、私だけ・・じゃないよね。
お腹が空いたので、館内のレストランで食事にする。
あまり、メニューは多くない。
出雲ぜんざいをデザートで
「白砂青松庭」と名付けられたメインの庭
この景観を保つために借景にしている山も買い取ったって言うんでしょ?!
すごいこだわりと財力ですねぇ・・・
奥に人工の滝もあるのだが、
回遊式とはいかず、竹垣の手前から鑑賞する。
みなさんはどんな感想を抱かれたでしょうか・・・
私が今まで見てきた日本庭園とは、なんかイメージが違ってて面くらう・・・
確かに日本ふうだけど、西洋っぽいというのか・・・でも、モダンとも違う。
ひと言で言うなら、お天気のせいもあるが、明るすぎて華やかすぎるのだ。
日本独特の美のひとつでもある、陰影ってものを感じない。
庭の中を歩かせてもらえないから、そう感じるのかもしれないが・・・
でも、庭のお手入れは日本一級なんですよね。頑張って!!
再び、シャトルバス山陰本線で、米子に戻りました。
米子駅の0番ホームは「境線」の始発駅。
水木しげるの「ゲゲゲの鬼太郎」に完全シフトしていて、
各駅は登場お化けの名前がニックネームになっている。
米子は「ねずみ男駅」終着の境港は「鬼太郎駅」なんだとか・・・
これに乗るのは、また次のお話・・・
まだ少し時間があるので、市内をじゃらんじゃらん・・
「旧米子市役所」は現在「山陰歴史館」となっている。
「旧加茂川」のほとりを歩く。
土蔵も見られる。
川の左岸は長い公園のようになっているが、昔の橋げたがいくつか残っているので、川幅は現在より広かったのだろう。
「中町後藤家」江戸時代は藩御用の回船問屋だった住宅です。
旧加茂川に沿って行けば、程なくして中海に出る。その先は日本海。
本日はというか、今回の旅はここまで・・・
今の季節では陽も暮れておりませんが、時刻の頃や良し、
今回もひとり打ち上げやっちゃいますよ。
今までリーズナブルで美味しい食事を戴いてきましたが、それはソレとして
地物の魚が食べられそうなお店を見つけておきましたからね、
ささ、どうぞどうぞ・・・
我が里では食べられない魚介類を頼みました。
焼きハモの梅あえ
隠岐の島の岩ガキ
デカッ!普通の牡蠣の4〜5倍はありそう・・・
モサエビ(猛者海老)
大好きなフグの唐揚げ
ヤッパリ日本酒が合います。米子のお酒でした。
近頃はウーロン茶を交互に呑みながらでないと酔ってしまうのです。
トビウオのお造り
姿盛りで出て来ると思わなかったので、マジマジとお顔拝見。
食事は牛のにぎり寿司。
美味しかった!堪能しました〜
豪華に見えますが、皆さんが想像するより安いと思います。
1時間半くらい滞在して、お店を出て来る頃にはちょっとした行列が出来ていたので
やっぱり、人気店なのかもしれません。
これにて、終了です。翌日(5/19)は米子から伯備線に乗車し、
岡山〜大阪経由で帰宅しました。
大阪では鑑賞を予定していた美術展は、私が会期を勝手に勘違いしてて、
秋だったので愕然としましたが、それも次回と言う事に・・・
長々読んで下さった皆様、だんだん